生活保護の最低生活費はいくらになるのか、また住んでいる家が持ち家か賃貸でどう違うのかを小学生でも分かるように簡単に解説します。
生活保護の最低生活費はいくらなのか?
結論からいうと、単身世帯の生活保護の最低生活費は生活扶助と住宅扶助(家賃等)の合計になります。
生活扶助は地域、年齢、世帯構成にもよりますが、7~8万円です。
これが自由に使えるお金(=いわゆる生活費)です。
年々下げられていますが、たばこやギャンブルをせずに、普通に生活すれば十分貯金できる金額です。旅行も高速バスや青春18きっぷを使う貧乏旅行くらいならできます。新幹線や飛行機を使う旅行はさすがに厳しいですが(^_^;)
家賃は実費支給です。上限は地域によって決まっていますが、3~4万円です。
持ち家を持っている場合は支給されません。修繕費用などは実費支給される。
また、分譲マンションを持っている場合、管理費や修繕積立金は支給されません。厳しい生活になるので賃貸マンションに転居することになります。(転居指導なので転居費用は支給される)
家賃は実費支給なので、手元に残りません。他のことに使ってしまうと大変なことになりますので、すぐに家賃として大家さんに支払いましょう。
家賃を他のことに使ってしまう等の問題があるため、福祉事務所が大家さんに直接振り込む代理納付という制度もあります。
最低生活費がいくらかということは福祉事務所に聞けば教えてくれるので、あらかじめ聞いておくといいでしょう。
福祉事務所に聞きにくいとは思うのですが、聞いてみることをおすすめします。
健康で文化的な生活を行うための金額が最低生活費
最低生活費は生活保護の新規申請をした時の判断基準であるとともに生活保護が支給開始したら毎月支給される金額になります。
日本国憲法25条の健康で文化的な生活を実現できるための金額が最低生活費になります。
最低生活費は11~12万円です。
これを下回る国民年金は満額で6.5万しかありません。これでは到底生活できるものではありません。これでは国民の不満が出てきたり、年金未納という問題が出てきてもしかたありません。
生活保護制度の利用はお早めに計画的に
生活に困ったら早めに生活保護制度の利用を考えたほうがいいです。
できればあらかじめ最低生活費を調べておいて計画的に使うのがおすすめです。
これから年金額はどんどん下がっていくので、生活保護を利用する人はどんどん増えていきます。
生活保護制度はきちんとした法律なので、堂々と利用してください。
決して生活保護制度を使うのは恥だと思い、やせ我慢をするのは自分を苦しめることになるのでしないほうがいいです。
AIによる自動化で将来はベーシックインカムになるのは既定路線
今後は人工知能や自動化が飛躍的に進みますので、技術の進化により仕事を失う人もたくさん出てきます。
将来、ベーシックインカムになることはほぼほぼ間違いないです。
本来生活保護が必要な人がどんどん生活保護制度を利用して捕捉率があがれば、ベーシックインカムの実現が近づきます。
なので、生活に困っていたら生活保護制度をハンバーガー屋でハンバーガーを注文する感じで気軽に利用してくださいね。