一部の人を除いて、日本の年金制度は事実上崩壊しているので、生活保護の下位といえます。雇用保険などもありますが、支給額少ない上期間も短いので下位互換です。
生活保護制度は憲法25条の健康で文化的な最低限度の生活を保障するという条文を基に作られた制度(生存権の保障)だからです。逆にいえば、年金制度は老後の生活を安定させるという目的で生存権までは保障していません。
なぜなら、今後年金支給額が減り、生活保護以下(≒最低生活費+各種特典)の生活を強いられる人が増えるからです。すでに国民年金だけ(満額でも月6.5万円)では生活保護以下の給付水準になっています。
生活保護は他法優先なので、他の制度を使っても最低生活費に足りないものを補てんされます。なので、国民年金では満額でも生活扶助に満たないので、預金などの資産がなければ持ち家を持っていても生活保護ということになります。
悲しい現実ですが、年金制度自体は支給額は減るけど、継続していくでしょうが。
定年まで大手企業や公務員をしている人の厚生年金より支給金額は少ないでしょうが。厚生年金も財政が厳しくなっているので今後どうなるか分かりません。厚生年金加入を月収5.8万円(バイト、パートも)からにするという狂ったような計画もありますので。
生活保護制度は自分には関係ないと思っていた方、どうでしょうか。将来を考えるきっかけになりましたか?
人生は何がおこるかわかりません、その時のために生活保護制度について勉強しておくのもいいと思います。
20年、30年先はどうなっているか分かりませんが、この傾向は変わらないはずです。
生活保護の捕捉率(=本当に生活保護が必要な人が生活保護を受けている割合)があがり、ベーシックインカムになっているかもしれません。
あなたの生活を守るのは業を企てる企業ではなく、国という言葉を残しておきます。